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ようやく脚にも春の兆しが・・・

 

水曜日の雨がまだ少し路面に残っている。

東の空が藍色に染まるころ、自宅を出て走り出す。

すぐにある小さな、本当に小さな登りを登るときに

自分の感覚の全てを脚に集中させる。

うん、今日は走れそうだ・・・

 

毎日のように同じコースを走っていると、すぐに調子が解る。

気温も急激に上がり、家を出るときでも14度。

ウエアの軽量化もあり、走りが軽く感じる。

 

集合場所までもここのところの最速タイムで到着。

いつもの、メンバーがいつもの場所に集う。

のい、ジョニー、みぞ改めサトル、私。

お互いの走りを熟知し、安心して走れるメンバーだ。

かといって、馴れ合いではない。

行ければ、行きます。行けるとこまで行きます!

そんな精神を引継いでくれている。

 

今日は私からスタート。

なんとなく割合静かに踏み始めた。

極端にスピードの上がるところもなく、淡々と進む。

三叉路通過は16分14秒(今季ベスト)

一分遅くてもずっと速く感じていた1か月前。

ちゃんとやってると、こういうタイムが季節と共に

すっと出るから不思議だ。

 

ここからが勝負の6分間。

勾配、コースレイアウト的にとても面白いコース。

それをさらに面白くするのがサトルの動き。

前回は登り始めの勾配のきつい所で。

今回は2段坂が始まる前の緩傾斜で攻撃が始まる。

ここで行くかよ!?

いいね!を5回ぐらい押したい動き。

礼には礼をもってかえす。

意地でも先着せねばならぬ。

 

通常は誰もここでは行かない。

行かない所で、行くから楽しい。

楽しいが、苦しい時間がしばらく続く。

何とか耐えていると、ふとスピードが緩む。

横を通過すると激しい息遣い。

ああ、苦しいんだなと思い加速を試みるが出来ない。

こちらもほぼ一杯。

出るとすれば最後の一発。

 

最後まで持ち込むしかない。

最後は筋書き通りにもがいて先着。

二人の嗚咽が山頂でシンクロした。

22分20秒。

 

劇坂ステージはジョニーが持っていく。

私は初めの登りの疲れが回復できずに蛇行した。

最後の4分の登りも最終の直線をもがき切ってゴール。

ここはなぜだか勾配が脚に合う。

全てのレースのゴールをこの勾配にして欲しいぐらいだ。

 

シーズン前の今、チーム員の士気が高い

強くなりたくて、多大な犠牲を払い競技にかける。

仕事と家庭と自転車競技

ギリギリのバランス感が問われる。

朝練や夜錬をし食事、サプリをとり、睡眠に気を使う。

全身全霊で強くなる事を追い求める。

そんな男たちの気持ちに心が揺さぶられる。

 

来週から実業団レースが始まる。

気合を入れて行こう。