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壊すことは、創ること。

会社の周辺が空き地だらけになっている。

バブル崩壊後から始まった、地上げはリーマンショックの直前を

ピークとして、歯抜け状態の街を作った。

町内の小学校が廃校になり、巨大な廃墟ビルも解体された。

大阪の中心地であるのに広大な空き地があるという違和感。

解体のたびに、騒音と粉塵には悩ませられるが、いつまでも

廃墟ビルで良いはずがなく、解体は新たなビルを建てる為の

必要不可欠な作業だと、我慢をして見守っている。

 

先日、朝日新聞のコラムで『壊すこと』の意義、として生物学者の

福岡伸一氏が興味深い記事を書いていた。

曰く・・・

過去、生物学者は細胞内でたんぱく質が作られる方法を追求し、

DNA情報が伝達されるプロセスを発見した。

しかし、今、生物学者が注目しているのは、細胞内でどのようにたんぱく質

壊されているのかだという。

研究を進めると、細胞は古い新しいを問わず、どんどん壊される。

そして、壊す場所は何通りも用意されている。

身体は壊すことに熱心らしい。

 

私が会社で行うビル管理では、電灯が切れたら切れたところを交換するのだが、

切れるとまずい高速道路の電灯は切れる前にどんどん交換されるらしい。

古い電球をスクラップにすることにより、新しい電球が灯る。

 

老朽化し故障を起こす前に、先行して壊し新しくする、素晴らしき人体のシステム。

しかし、考えてみればこの考え方はいろいろな場面に流用できそうだ。

メンテナンスはもちろん、会社組織であったり、物事の組み立てであったり。

 

破壊ではないのだが、思うような成績が出ない選手も現状の練習を変えてみる

必要があるかも知れない。

いたずらに変化させる必要はないが、望む結果が出ないなら、感じて、考えて

実行する。試してダメならまた変化させる。

 

いつも、自分のやっていることは正しいのか、効果があるのかを検証するのは

大事なことだろう。

不足している能力に対応した練習、対象にしているレースに必要な能力。

いつも考えて練習を組み立ててほしい。

 

我慢強く継続するのと、漫然と継続するのは似ていて非なるものだ。

人によって違う練習のツボを見つけるのは、常に自分を疑い、探し出そうとする

普段からの心掛けが必須だと思う。

もうすぐシーズンイン。

そろそろ私も上げていかないといけないな。