恥ずかしながら曲がってました・・・

変わらない訳ではないけど・・・

なんかちゃらちゃらしたり、落ちにくかったり。

イマイチ爽快感が無かった。

電動アルテの話。

 

クワハラ時代の仕事は鉄フレームの作成。

大量生産のマウンテンバイクとかロードのフレームの溶接作業。

まぶしくて目がいかれるので、緑のサングラスして。

ガスのトーチを右手に、真鍮の溶接棒を左手にフラックスを塗りぬり付けて

真鍮が溶けてラグ(パイプとパイプをつなぐ継手)とパイプの間に流れる温度に

加熱し、真鍮を溶かしながら流し込む。

競技の世界からは鉄フレームはあっという間に駆逐されてしまったが、

その自由度と素材の特性から、細々とではあるが生き残っていくんだろう。

 

クワハラに就職する前、浪人時代は大手自転車チェーン店でバイトをしていた。

そんな自転車作成やメンテの仕事の過去がある私なので、自分の自転車は勿論、

一緒に走る自転車のオイル切れや、プーリーの泣き等の異音が気になるタイプ。

走りながらつい目が行くのが、前走者のRディレイラ―。

構造的に落車で道路に打ち付けられる箇所なので、結構エンドが曲がってる自転車が多い。

 

灯台下暗しとはよく言ったもので、曲がってた。

リアエンドが。

目で見ても解らない程度だけど、なぜか外開きに。

ワイヤー10速では支障なく使ってたけど、11速はさらにギアの間隔が狭くなって

シビアさが増しているようだ。

カンパのエンド修正工具で修正を試みたが、過去にエンド修正を繰り返しているので、

さらなる修正は無理で、最終的にはエンド交換となった。

 

エンドの交換後、実走してみると、見事にプーリーのチャラつきがなくなり、

変速スピードも速くなり、快適感がぐっとアップした。

どんな高性能なディレイラーも、ベースになるエンドが曲がっていては、性能は発揮できない。

変速の調子が悪い方は、是非この時期にショップへ行って、見直してもらってほしい。

 

残る不満は、変速レバーのクリック感かな。

今は手袋が厚いから、特にそう感じるのだろうけど。