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時折聞こえる、キュル、キュルと言う音。

始めは鳥の無き声かと思ったが、どうも自分の自転車が発生源だ。

ペダルを回し、1回転に一度なら、ペダルやクランク周りだと断定できる。

不定期に音鳴りするので、別の場所を検索する。

 

実は先般の西クラ前に、試合前だからとチェーンのメンテナンスをした。

大事な試合前にはチェーンを新調することが多いのだが、堺の前に交換して

たいして走ってないので、今回は洗浄&注油での対応をした。

洗浄は薄い油を注油して何度もふき取ることを最近はしているのだが、

気まぐれから、今回はパーツクリーナーでの洗浄をしてみた。

パーツクリーナーは溶剤のスプレーで完全な脱脂をするので、後でちゃんと注油

しないと、チェーン鳴りを起こすから注意が必要だが、洗浄度は高い。

 

チェーンの注油を大量にしたのにキュルキュル音が止まらない。

ああ、チェーン洗う時に同時にプーリーにもパーツクリーナーを噴射したから

プーリーが鳴いているのか!妙に得心しプーリーの分解をしてグリスアップする。

今回からアルテグラもプーリーにベアリングが入っている。

ウーン。プーリーの油は飛んでいない。

でもグリスアップして、組み直す。

これで完璧!

で、走ってみると、やっぱりキュルキュル言う。

ガックリ。

 

落ち着いて、作業台に乗せて車輪を回す。

ああ、車輪だ。

ハブが鳴いていた。

ハブはベアリングの打ち替えをしてもらい、鳴きは無事止まった。

これで機嫌よく練習が出来ると思ったら、今度はリアメカの調子が悪い。

 

変速を触らない状態で平和に走っていると、何の前触れもなく

カタカタとチェーンがどこかに当る音がする。

ギアを変えたりすると、正常に戻るので、これもまたなかなか

原因がわからない。

再現性が低いと、原因探しもままならない。

 

先日雨だったので、ローラーに乗っていると、突然カタカタと音が!

即ペダルを止めて、降車し至近距離でペダルを回し観察する。

あ、ここか。

DCIM0401

何故かプーリーの上にチェーンが乗っている。

正確には脱線しているが、ゲージに当ってかろうじて回っている。

しかし、なぜこんなことに?

 

しばし、考え込むと、急に頭の中にある可能性が閃いた。

プーリーの組み間違え。

先般の音鳴りの探索時に、グリスアップをして間違えて組んだのだ。

しかし、プーリーには小さく回転方向を示す矢印が刻印してあり、

間違いにくいようになっており、実際私も間違ってはいなかった。

では、なぜ?

更によく見ると、プーリーの上下が間違っている・・・

上側はガイドプーリー、下側はテンションプーリーと呼ぶ。

うーん、回転方向ばかりに気を取られ、上下を間違うとは・・・

上下のプーリーはそれぞれ回転方向が違うので、

上下のプーリーが入れ替わると言う事は、上下だけでなく裏表も

逆になっていると言う事だ。

話しがややこしい。

(※正確にはガイドプーリーには方向性は無い。)

 

上下の交換時に取り外したプーリーの形状を観察してみる。

確かに面取りの形状がやや違うが、これがチェーンの離脱につながるとは

到底思えない程度のわずかな違いだ。

恐るべし、日本の工業技術。

 

プーリーを正常に組み替えると、音鳴りもなくなり、変速も好調となった。

音鳴りや、機材の不調は練習の集中力を欠くし、言い訳の要素を作る。

音のしない、気持ちのいい機材で気分よくオールアウト。

さて、明日も頑張ろう。