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自転車との出会い 失意の帰国編

無計画な旅行。

ユーレイルパスを持って、ヨーロッパをできるだけ回る。

北はノルウェーの北極圏ナルビクから南はスペインバルセロナ

西はフランス、東は旧ユーゴスラヴィアギリシャまで。

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2か月ほど放浪したのちに、スイスの自宅に帰った。

 

放浪生活をする前に決断したこと、それは自転車を降りる事。

桑原で練習時間をいただき、更によい環境を求めスイスまで来た。

私が走っていたカテゴリーからプロまでは形式的には2段階。

同じカテゴリーで走っている選手は大体は仕事をしていて、、

練習環境は自分より悪い。

つまり彼らはまだまだ練習できる余地があるが自分はすでに

筒一杯の状態。

 

仕事を辞め、スイスへ行き、春は月間5000キロにも及ぶ走り込みをした。

毎日の生活は、朝練習に行き、昼過ぎに帰り、食事を作り食べる。

午後は疲れを癒す為に夕方まで昼寝をし、買い物に行き、晩御飯を作り食べ、寝る。

すべての行動は自転車競技の成績を上げるため。

完全にプロ選手の環境を手に入れていた。

もうこれ以上の環境はあり得ないし、あり得たとしても、これ以上は毎日走れない。

Eliteカテゴリーで走れる自信が持てず、プロで走れる実感も持てなかった。

 

ここではもっと威勢のいい話を書くべきなんだろうけど、

これが偽りのない当時の想い。

それなりのことをやってきて、その結果を受け、悩みぬいた結論。

今でも、もう1年やっていたらどうだったろうとか、

3年はやらないと結果なんて出なかったのではないのかとか、

頭の中に浮かぶが、これが自分の出した結論。

始まりがあれば、終わりがある。

自分が納得すればそれが答え。

 

12月のある日、アパートを引き払い帰国。