西日本チャレンジロード

 

西日本チャレンジロードへ行ってきた。

2010年 1周で無念の落車。

2011年 2位

そして今回3度目の挑戦。

2011年の沖縄で一旦競技から離れていたので、2年数か月ぶりの

ロードレースでやや緊張感あり。

 

少し早い目に付いたので、周辺にいる知り合いの選手にご挨拶をする。

暫く離れていたレース界だが皆温かく迎えてくれる。

『もう、戻らんでもよかったのに』なんて冗談を言われたりして。

 

参加したカテゴリーはマスタークラス。

登録30歳以上。

ベテランライダーが多い。

スタート前の周りの会話が、『年度末で、仕事が忙しい』だったりで、

皆、無い時間を削りだして練習しているのが伺える。

 

レースは定刻にスタート。

このコースは直線部分が少なくコースもあまり広くないので、

落車が有ると避けきれないのと、やはり前が楽なので、常に前を走る。

 

実力に対して不相応なぐらいマークされているのを感じる。

このコースは3周位の距離ではなかなか逃げが決まらないコースだ。

ましてや、マークされている私の逃げは絶対に決まらない。

つまり逃げる行為は全て無駄足に終わる。

 

比較的自在型である私としては、ゴールスプリントに持ち込まれるのは

どちらかと言うと歓迎で、逃げれないのは問題ないとは思っていたが、

ゴール勝負の博打性を考えると、ゴールに到達する人数は出来るだけ

少ないほうが良く、その意味で集団を活性化する走りをする人が沢山いれば

リストラが進むので、どんどん攻撃をしてほしかった。

 

平均年齢40歳以上(想像)の集団は、いい意味でも悪い意味でも”大人”だ。

おいしい話には乗りたいが、損な振舞いは一切しない。

つまり、逃げには乗りたいが、無駄足につながる、自分からの逃げはしない。

様子見の逃げの様なものはあるが、どの選手の走りも余裕を残しての走りで

一か八の全力を振り絞っての逃げでないことは、走りを見ていればわかった。

 

そんな色々な考察をしながらも周回数は進んでいく。

途中、スプリントを苦手とする岡山の藤井さんが上り坂で何度もペースアップを

計るが、私をはじめ、おいしい話が好きで、損をしたくないメンバーは

きっちり付いて行く。

後、VC FUKUOKAのメンバーも良く動いていたと思う。

 

3周目の最後の坂のピークは6番手で通過した。

ここは、どうせ下りで追いつくので勝負どころと捉えていない。

橋を通過しての右コーナーあたりで、どんどん被ってくるので、

空いた隙間を抜けて、前に出る。

最終のヘアピンの立ち上がりは2番手で通過。

若干、集団の疲労度が少なく、人数が多いのが気がかりだが、

全てはシナリオ通り。

 

この時点では自分に勝機があると信じており、脚の状態も悪くなかった。

ホームは向い風、このホームストレートが向かい風の場合、早ガケは厳禁。

はやる気持ちを抑えて、流しながら距離を縮めていく。

誰ともなく、スプリントが開始される。

流し先行しながら、前が詰まらない位置を確保していたので、

自由にもがかせてもらう。が・・・

あっという間に脚がイッパイ。

反対にゴールが遠い。

タレタレになる私の横を集団が抜いて行く。

結果は8位。

 

完全に自分の力を読み違えた。

ゴール勝負に自信を持ちすぎて、向かい風の中先行しているのも間違い。

まあ、あの脚ではどれだけうまく立ち回っても優勝は出来なかったな。

 

走りの反省点は特にないが、脚が無い。

息を殺して20番手で走る選択肢が有るのはもちろん知っている。

マークされているのは解っているので、そうすべきだったのかもしれない。

でも色々な事を考慮してあの位置を走る事に決めた。

ただ意味もなく前を走っていた訳でないことは付け加えておく。

でも、勝てなかった選手が言う事は説得力が無いな。

 

さて、気分を切り替えて次の試合へ向かう。

これから向う試合には全力で取り組み、済んだ試合の事は

さっさと忘れる。

気持ちの切り替えが大事。

次!次いっとこ!