軽いホイールで走りたい

 

毎年こんなものだったかな。

3月も半ばになろうとしているが、明日の朝練はシーズン最低クラスに冷えそうだ。

早く暖かくなって、咳が止まり、登りのタイム上がらんかな。

 

ガーミンを外して、キャットアイの古いメーターに替えた事により

重いパワータップのホイールを軽量ホイールに交換した。

ここのところずっと週末はクラブの朝練で走っているが、

激しいスプリントでも剛性不足を感じさせず、安心して乗っている。

DCIM0053

ガソリンアレイの手組ホイール。

店主は私のイトーレーシング時代のチーム員。

同い年だが、彼の方が少しだけ早く競技を始めていたので、

色々教えてもらったな。

教えてもらわんでいいような事も沢山・・・。

 

昔は高校ぐらいから自転車競技をやっている選手は、

ホイール組が出来て当たり前だった。

今よりずっとリムが軽く、定期的に振れ取りの必要もあった。

軽いから仕方がないが、リムが逝かれることも結構あったな。

スポークも今よりずっと弱くて、ある程度距離をこなしたり、

乗り方が荒いと、スポークは結構切れた。

そもそもリム自体、それほど金額も高くなかったので、

リムが曲がれば組み直しも割と気軽にやっていた。

ホイールのメンテは自転車乗りの日常のメンテだった。

 

そんな時代からホイールを組み続けている店主が、

私が思い切り踏むことを想定して作るオーダーホイール。

そもそも彼は私の走り方を知っている。

沢山一緒に練習したから。

 

ちょっと納品に時間がかかるようだが、店主に乗り方とか

走る内容、体重等を話し、その人向けに作るホイールは

吊るしのホイールとは違う魂がこもっている。

自分だけのホイール、一度味わってみるのもいいと思う。

 

なんでこんなにリムが重くなったのかな。

アメリカ人がホイール壊れたら巨額の損害賠償を請求するからかな。

体重50キロ台のアマ選手が、キッテルやカンチェラーラと同じ剛性の

ホイールは要らない。

極端に言えば、決戦ホイールは数レース走れば使い物にならない位に

華奢なホイールが有ってもいいのではないか。

製造物責任がギリギリの商品を出しにくくしている。

何かとめんどくさい時代だな。