違うタイプの二人が得た境地は・・・

 

全く違う脚質の二人が練習するとどうなるのか・・・

今日はのいちゃんと、二人っきりで濃密な時間を過ごした。

 

いつもの場所に、時間通りに二人とも到着。

誰か来るかと、2分ほど待つが、誰も来ないので出発。

今日ものいちゃんのシッティングからの加速でスタート。

明らかに、自分よりギアが軽く、回している。

それを見て、自分もギアを一枚軽くする。

 

ここの登りは緩斜面で、スピードがかなり出るので、

心肺能力もさることながら、パワーも要求される。

回転と心肺で登りをこなす、のいちゃんは少しばっかり不得手のようだ。

ここは、自分が先着。

 

裏に回って、裏高を登る。

ここは、勾配がきついので、パワーで登る私には向かない。

登れるときは、しっかり脚が残っていて、パワーで押せる日。

今日はダメだった。

登り始めから、前の登りの疲れを引きずり、だらだら千切れる。

逆にのいちゃんは、軽いダンシングと回転で頂上へ先着。

 

頂上からの下りの登り返しもがきポイントは脚が疲れていても

私が先着。ここはパワーが必要なポイント。

 

この朝練には、限られた時間で、色々な要素を織り込んでいるのがミソで

平地、登り、スプリントの練習が複合的に詰まっている。

忙しいリーマンの練習には最適だと思う。

 

ロードレースで戦うなら、スプリントは不可欠。

50㎞/hの中切れを、埋める作業はスプリントに近い。

逃げに入っても、一人逃げ出ない限り、ゴールはスプリント。

ほとんどのゴールはスプリント。

勝負所や、レースが動くときはスプリントに近い能力。

ヒルクライム専門でなければスプリント能力は不可欠。

 

いい大人になって自転車を始めた人に多い傾向として

もがく練習(スプリント)をしていない。

練習をしないから、スムーズにもがけず、スプリントが怖いという。

スプリントが強い、弱いでなく、レースがそういうものなら、

それに対応しての練習もしなくてはならないと思う。

練習は登りだけでなく、平地を有りえんぐらい上げて見たり、

スプリントをしたりして、複合的に練習してほしい。

 

同じ脚質で得意分野を競い、得意を伸ばすのはそれは重要な事だが、

今日のように、違う脚質の二人が共に走るのも、自分の弱点を露わにし、

再認識するという面で、非常に意味があると思う。