UCIグランフォンド世界選手権2018VARESE 観光編

今回のイタリア遠征は試合を中心に考えて日程組をした。
つまり、試合後の観光は考えず、試合前に十分時間を取り、時差ぼけの解消と
コース確認に充てる日程だ。火曜日夜に現地入りし、試合は日曜日、月曜の
早朝には宿を発つ。ジロでおなじみのドロミテやアオスタ渓谷なども楽しみた
かったが北イタリアは車も多く、移動に時間がかかるし、慣れない右側通行、
左ハンドルでの疲れやリスクは日本で移動するのとは比較にならない。距離的に
近所であるはずのスイスへの移動ですら、行って帰れば半日仕事だった。

 そこで、金曜日は特段の予定もないので、ミラノは初めての藤原氏と世界的観光地
ミラノのDuomoへ電車で向かう。
私はミラノはスイスから一番近い都会だったので、過去何度も訪れているが、
最後の訪問からは30年経っている。久しぶりに訪れた世界遺産Duomoは、記憶の中の
それより大きく、荘厳でイタリアが世界に誇る文化遺産だと再認識させられた。

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Duomoを見た後は、Duomoの裏手にあるFerrariショップへ。F1やツーリングカー?の展示などもあり、世界中のFerrari好きが目を輝かせながらグッズを物色していた。
やっぱりFerrariはロマンがあるなぁ。

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そのあと、ミラノ郊外にあるデローザの工房へ。実は私は昔自転車メーカー
に勤めていた時は鉄フレームの溶接をしていた。とは言っても3年ほどしか在籍してないので、部分でなく完全に自分で作成したフレームはこの世に3台ほどしかない。
全て散逸し手元にはないが…
創業者ウーゴ・デローザは今でも看板として、工房前のオフィスに鎮座している。
ウーゴの息子さん?に工場を見学させてもらい、最後にはウーゴとの記念撮影。

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更にサインまで頂いた。ウーゴは御年84歳だが、老いてもなお、凛とした雰囲気を纏っておられました。wikipediaによると『12歳のときから自転車フレーム製作の修業を始め、1953年、18歳のときに独立してデローザを興した。』とある。神ですね。

さて、前置きが長くなってしまった。次回はレース編