反省だけならサルでもできる

 

もうだいぶ日が経ってしまったが、少しレースの事を書こう。

舞洲クリテリュウム・・・

春と秋の2回開催される平地のオーバルコースをぐるぐる回る。

コーナーでのスピードダウンがほとんどないため、クリテリュウム独特の

後が不利と言う状況はあまりないコースだ。

 

春の舞洲では前2シーズンほど実業団活動を休んでいたので、

E3での参加となった。

実はチーム内で春に公表した私自身の今シーズンの目標の一つに、

5月末の3day's熊野はE1で走ると言うのが有って、このレースで上に上がる事

(3位以内は特別昇格)を目論んでの参戦で、2位になりE2への昇格した。

 

舞洲に続き、E2で参加した堺で優勝し、それ以降はE1で走っているのだが、

流石にプロの前段階とプロから降りた人が行きかうカテゴリーだけの事は有り

現在の私の実力では、作戦と展開とコースが完全に一致した時だけ入賞の

可能性が有ると言うのがここ最近の実感だ。

 

話しを秋の舞洲に戻す。ぐるぐる回っていただけのレースなので、ドラマチックな

展開は無いのだけど、ちょっと気になる点が有ったので書いておく。

終盤で8人の逃げが決まったが、それを追撃する動きが全くおこらない。

入賞は6位までだから、逃がせば入賞は無い訳で、下位でも着を取りたければ

前を追わなくてはいけないはずなのに、そういう動きもないままにだらだらと

集団は周回を減らし、そのままゴールするのかと思えば8位以下のスプリントを

もがいている。

 

入賞は無くとも、ポイントは着順に応じて配点されるので、

もがくのは解らなくもないがなぜ私がラスト3周あたりで、

半周引きをしてペースを上げているのに、続く若者が

いないのか、走り終わってからも釈然としない気持ちが残った。

選手としては9位も20位も50位もたいして変わらないと思うのだが。。。

 

その翌週に行われた、経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ。

その昔は通商産業大臣旗 全日本実業団ロードレースと呼ばれていた。

西と東で実業団レースが開催されてその精鋭が全日本実業団で戦うと言う構図で

今では参加の資格制限はないけど、一時期東と西の上位50人と言う制限が

あったと記憶している。西日本実業団が西日本クラッシックになり、

全日本実業団が名前を変えた。ちょっと違和感があり、馴染めないのは、

年齢からくる対応能力の減退だろうか。

 

試合は西日本クラッシックで5位だった広島森林公園周回コース。

正面勝負で通用しない事は西日本でいやというほど解ったので、

じっとチャンスが来るのをまつ。

が・・・

 

じっと待っているうちに、最終周回の勝負どころを迎え、

千切れてしまった。

チーム員のまっちゃんが入賞してくれたのがせめてもの救いだが、

じっとしていただけで、何のアシストもできず、自分自身も

入賞もできなかった。

着を狙い、力を温存すると言う事は裏を返せば、消極的なレース。

まして、最後で千切れては何にもならない。

 

結果だらだらと26位でゴール

”何のために試合に出てるのか”と言うレースをしてしまった。

試合は優勝しないと常に反省が付きまとう。

上を目指す選手にとって入賞は喜びではなく、1位に負けた

自分の弱さを知り、悔しさを募らせる。

そういう気質が有るから、上へ行けるのだろう。

 

満足し、納得すればそれまでだ。

若者よ、入賞で納得するなよ。

勝ちにかかれよ。

 

今週末は知多半島・美浜クリテリウムだ。

出る以上は優勝を目指して走る。